薬以外で生理を遅らせる方法とは?!絶対に避けたい大事な日に!
友人との温泉旅行、スポーツの試合があるなど、大事な日に生理が重なると、体の不調に加えてお風呂やトイレに気を使わなくてはならず、憂鬱になります。
せめて大切な日には生理が来ないでほしい、そう願っている方は多いでしょう。
そこで、ピルを使うことはとても効果がありますが、中にはピルが合わない方、恐くて手が出せない方、「そこまでしなくてもいいけど、できれば遅れてほしい」、と思っている方のために、今日は薬以外の方法で生理を遅らせることを考えていきたいと思います。
どの方法も科学的根拠に基づいているわけではありませんが、紹介しますので、参考になさってください。
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生理のメカニズムと周期!
生理を遅らせたい方はまず、生理のサイクルやメカニズムを勉強しましょう。
元々生理不順の方は、遅らせるのも、生理が来る日を予想するのも困難になりますので、生理周期が安定するように努めることから始めましょう。
それでは、生理がなぜ起こるのでしょうか。
まずはの子宮のメカニズムを考えていきましょう。
子宮とは、女性の体の下腹部辺りに存在する臓器で、妊娠した時に赤ちゃんを出産する時期まで育てる部門です。
この子宮には、赤ちゃんを守るクッションとなる子宮内膜や胎盤があり、赤ちゃんを優しく包み、栄養を送り続けています。
このように子宮内膜は妊娠した時に使うものなのですが、妊娠が成功しなかった月には、1か月に一度、個人差はありますが、平均して7日間をかけて子宮から剥がれ落ちて黄体ホルモンや卵胞ホルモンとともに排出されます。
これが月経(生理)です。
では次に、生理周期についてみていきましょう。
子宮の出入り口は、ストローの穴よりも細いために、出血が治まるまでに日数を費やします。
順調な人で3日~7日間、1~2日で終わってしまう場合を短期月経、8日以上続いてしまう場合を加長月経と言います。
順調な生理周期とは、生理が始まった日から次の生理が始まる前日までが25日~38日間の間隔の人ですが、24日以内でしたら頻発月経、39日以上間隔があるものを稀発月経と言います。
生理の周期については終わった日から換算するのではなく、正しくは生理が始まった日から、次の生理が始まる前の日までを1サイクルと考えるのが通常です。
これらの月経周期に大きくかかわるのが、女性ホルモンの影響です。
月経周期は「生理」(子宮から内膜が剥がれ落ちる)→「卵胞期」(卵胞が育つ)→「排卵」(成熟した卵胞から卵子が排出される)→「黄体期」(排卵後の卵胞が黄体に変化する)。
これらが1サイクルとなっていて、「生理」から「排卵」までは卵胞ホルモン(エストロゲン)の影響が大きく、「黄体期」には黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響が大きくなります。
エストロゲンというホルモンは女性ホルモンというように、女性らしい体を作るホルモンで、子宮に作用して、子宮内膜を厚くする力があります。
エストロゲンは、生理の終盤から排卵前の卵胞期に多く分泌されます。
一方で、プロゲステロンとは、妊娠を助けるホルモンです。
妊娠中は妊娠を継続させる働きをしています。
薬以外で生理を遅らせる方法と注意点・デメリット!
生理を遅くするためには、大豆製品が期待できるといわれていますが、その理由は大豆製品に含まれるイソフラボンが、女性ホルモンのエストロゲンと近い分子構造をしているためです。
そのため、大豆製品を多く摂ると、イソフラボンが体内に入り、エストロゲン様の働きをすると言われています。
エストロゲンの働きとは、先述しましたが、子宮に作用して子宮内膜を厚くします。
イソフラボンを多量に取り込むことで、ホルモンのバランスを崩し、生理不順を起こすことで生理を遅らせることが狙いとなります。
厚生労働省のホームページには「大豆イソフラボンは通常は糖が結合した構造をしていますが、糖がはずれた構造のものを大豆イソフラボンアグリコンといいます。大豆イソフラボンアグリコンは、分子構造がヒトのエストロゲン(女性ホルモン)に似ているため、エストロゲンに似た作用を生じることが知られています。 エストロゲンは、第二次性徴の発現や月経周期の調節などの重要な働きを担っています。」と記述されているので、イソフラボンが月経周期の調節をしていることが分かります。
生理が遅れて欲しいと思ってから大豆製品をちょっと多めに摂る程度では生理不順が起こるどころか、女性ホルモンが安定して生理周期も安定してしまいます。
納豆なら1日2パック、市販の豆乳も1日2パックを毎日食べると生理を遅らせるには十分の量と言われています。
しかし、一方で一日の基準摂取量を越えたイソフラボンの栄養素は、体外に自然に排出されるという意見もありますので、大豆製品を過剰に摂取することが生理を遅らせるという理屈が必ずしも正しいとは言い切れません。
それよりもデメリットがありますので、過剰摂取は控えるべきです。
どのようなデメリットがあるかというと、太ったり、女性特有の病気が進行するというものです。
子宮筋腫が肥大した、乳癌になったなどの声も聞かれますので、摂りすぎに注意しましょう。
ライ麦にもエストロゲンと同じような働きがあるので、生理不順がおきるかもしれませんが、こちらも大豆同様のデメリットの恐れがあります。
「念じる」という方法です。
実はこれが最も効果があるとか。
副作用もないので、成功するという確信も説得力もありませんが、これならお金もかからずに簡単にできるので、最もおすすめする方法です。
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生理を遅らせる事に成功した後…生理は周期はしっかり正常に戻る?心配ごとはない?
個人差のあることなので、必ず元に戻るとは言い切れません。
特に、イソフラボンの過剰摂取をした後、元に戻るのか、そもそもイソフラボンの過剰摂取がどこまでホルモンバランスを崩すのか、証明されていません。
そのため、大豆製品の摂りすぎで生理不順が起きたとしても、その後元に戻るという確約のようなものはなく、それよりも女性特有の病気が進行してしまい、その結果生理不順が進むということが可能性としてあげられます。
ホルモンバランスを崩すということは、それなりの心配事が付きまといますので、その点をよく考えて行ってください。
そのため、最も心配事が少なく試せるのがイメージトレーニングです。
イメージトレーニングで「この日は生理来ないで。」と念じて、実際に生理が遅れたら戻すときにも一緒です。
「生理戻って」と次の生理の予定日に向かってイメージトレーニングをすればよいのです。
最後に
生理を遅らせる方法について考えてきましたが、いかがでしたか?
日本人は昔から味噌や納豆、豆腐などの大豆製品を国民食としてきましたから、なじみ深い食品で、積極的に摂っても悪影響は少ないはずです。
しかし、どんなものにも「過ぎたるは及ばざるがごとし。」があるように、過剰に行うと、やらないよりも悪い影響が起こることが予想されます。
それよりも、「念ずれば通ず。」にかけましょう。
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