足がムズムズする、痒い…それはむずむず脚症候群!原因と対策を解説!
むずむず脚症候群、って名前、聞いた事がありますか?
申し訳ないけど、変な病名、って思ってしまいますよね?
でも、実際に、レストレスレッグスシンドロームと呼ばれ、場合によっては、命の危険も考えられる、そこそこに怖い症状でもあります。
聞いた事が無ければ、余計に早く知りたいですよね?
詳しくお教えしましょう!
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むずむず脚症候群で現れる症状
この症状は、脚と言う名前がある事からも分かる通り、脚に症状が出ます。
大きく4つの症状が出てきます。
それは、皮膚のすぐ近くではなく、足の内部。
奥の方で感じます。
1つ目が足の不快な感覚と、足を動かしたいと言う強い欲求です。
不快な感覚とは、ほてる、虫が這う、痛い、痒い等様々な表現を用いられます。
2つ目は、じっとしている時に、そのような症状が出ると言う事です。
3つ目。足を動かす事でその症状が消えると言う、まるでからかわれているような、不快感があります。
4つ目。夕方から夜にかけて、症状が強まります。
特に、眠ろうとするときに現れやすいため、不眠の原因にもなります。
むずむず脚症候群になってしまう原因とは?
ではその原因は何でしょうか?
その前に、発症のパターンに二種類があります。
1つずつお知らせします。
1つ目。突発性(一次性)と言う診断。
発症のメカニズムもよく分かりません。
命の危険もありません。
しかし、じっとしなくてはいけない時に動かしたくなりますので、無意識のうちに足がぴくぴく動いてしまう、周期的四肢運動障害を伴う事が多くなります。
そうなると、睡眠障害により、仕事や家事、生活そのものの質の低下につながり、ひいてはうつ病を発症する事もあります。
2つ目。これが問題なのです。
突発性も、うつ病までいっては、軽いとは言えませんが、二次性と言われるタイプの場合、基礎疾患によっておこるものです。
ですから、放置すれば基礎疾患が進行する事も考えられ、重大な病気になる事も考えられます。
その原因疾患としては、パーキンソン病、うっ血性心不全、脊髄疾患、関節リウマチ等が考えられます。
また、遺伝性だったり、鉄分の不足だったり、と言う原因も考えられます。
妊娠による鉄分の不足も、その原因の一つと考えられます。
妊娠が分かった場合は、意識して鉄分を撮るように心がけたいですね。
鉄分の不足は、ドーパミン生成に問題が出てきます。
すると、運動や感覚の異常な興奮が症状として出てきます。
これは、交感神経の活発な活動を誘発し、血圧を上げたり、脈拍を増加させたり、心臓や脳血管への負担を余儀なくします。
ですから、心筋梗塞や脳卒中、うつ病等の発症リスクが、むずむず脚症候群の人は、そうでない人の2倍以上あると言われています。
こうなると、一刻も早く治したいですよね!
どんな人がなりやすいの?
日本人の2~5%が患者だと言われています。
40代から70代の患者が多く、特に70代でピークになります。
女性が男性の1.5倍と言われています。
しかし、決して大人だけではなく、小児期から青年期で、患者の20~30%は発症しています。
子どもの発症の場合、ほとんど遺伝が多い事も分かっています。
ただ、子どもの場合ですと、うまく説明が出来ないため、ただ落ち着きが無いだけ、だとか、成長痛の一つだとか、診断される事もあり、親の観察も大切です。
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自分でできる対策と治療法!
なかなか厄介そうな症状ですが、自分で出来る対策はあるのでしょうか?
実は、一次性と二次性では対策が違います。
一次性ですが、まず、規則正しい生活を心がける事です。
鉄分、亜鉛、ビタミンB群、たんぱく質、糖質等のバランスのとれた食事。
同じ時間の就寝。
適度な運動等が挙げられます。
カフェインやアルコールの摂り過ぎや、喫煙は見直しましょう。
夜、寝る時間を遅くする事も、一つの対策ではあります。
それは、ドーパミンの分泌が、夜間は減少するからです。
実際、こうやって質の良い睡眠を、取り戻した人もいます。
また、ウオーキングやエアロバイク等、実際に足を使う事で、症状を緩和する事が可能です。
激しい運動は逆効果なので、そこは気を付けましょう。
マッサージは意外と効果があります。
いつでも、どこでもできますので、やってみましょう。
また、じっとしている時、何か集中できることを見つけるのも、対策の一つです。
次に二次性ですが、これは基礎疾患に対する投薬が主になります。
しかし、それとは別にあまりに、むずむず脚症候群の症状がひどい時は、鉄剤服用による鉄分補給。
ドーパミン遮断薬、抗うつ薬、抗ヒスタミン薬等を服用します。
しかし、全て専門医の指導の下である事は言うまでもありません。
病院に行く時は何科に行けばいい?
ではどんな病院に行くとよいのでしょうか?
睡眠専門医や睡眠障害を診ている、精神科や神経内科に行きましょう。
むずむず脚症候群は、睡眠障害と深く関わっている事から、精神科での診療が行われます。
また、神経とも深く関わっている事から神経内科も診療をします。
最後に
ハッキリとした原因は、特定できていない症候群。
だからこそ、何かの原因に思い当たる節は無いか、一つ一つチェックのいる症状です。
しかし、逆に考えると、不調になる前の、身体のサインかも知れないと考えると、生活の見直しにプラスかも知れません。
自分で対処して、どうにもならなかったら、早めに専門医の受診をお勧めします。
思い悩むよりも、思い立ったが吉日。
さあ、病院へ!
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